未経験者は、「営業って難しそう…」と思うかもしれませんが、実はここ、未経験の方に多くのチャンスがある世界。だからこそ、たくさんの方に選ばれる転職分野という事になるのでしょう。
今回は、営業職への転職をしやすい理由と、「未経験」にチャンスがあるという背景について、解説していきます。
営業職に限らず、転職を検討されている皆様は、ぜひとも参考にしてみてください。
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目次
営業が転職しやすいと言われている3つの理由
数多くある職種の中でも、営業職は非常に転職しやすい職種。その理由は、主に3つのポイントがあります。
理由① 営業職における慢性的な人財不足
未経験でもチャンスな理由の1つ目は、利益に直接かかわる職業なので、企業が積極的に人材を取り込もうとするからです。
営業職は、会社にとって売り上げに直結する大事な役目を担っている職種です。多くの営業マンがいれば、それだけ会社の売り上げが上がる可能性があるため、人事としては最優先で営業職を確保しようとしています。
ですが、仕事というのは向き不向きがどんな職種でもあり、営業職は特にその傾向が顕著にあらわれるため、離職率も高いというのが現状です。実はこの点もまた、営業職の人材不足に拍車をかけています。
会社が必要としている職種の人材がいつまでも不足している状態が続いているので、転職のニーズが常に高い状況が生じているのです。
理由②営業は会社の人件費負担が低い
理由の2つ目は、成果報酬制なので会社側が固定で負担する人件費が低く積極的に採用しやすいという点です。
営業の大きなメリットは、自分が頑張った分だけ給与に反映されていく仕組みです。その分、基本給が安い場合も多いので企業としては人件費にそこまで影響を与えない事も採用しやすい理由だといえます。
もちろん、自分が頑張ればその分インセンティブをもらう事はできますし、会社としても営業が頑張ってくれたら売り上げも上がるので、従業員に還元できるのです。
理由③ 営業職ではやる気が重要視される
未経験が営業職に転職しやすい理由の3つ目は、やる気に対する評価の受容性という部分になるでしょう。
営業の求人にはよく「人物重視」「やる気のある方」という言葉が記載されています。どのような仕事でも、やる気のない人や意欲のない人を採用はしたくありませんが、特に営業職は人と接する機会が多いので、明るくハキハキと話すタイプの人が多いという状況です。
つまり、学歴や職歴よりも、「人」から好感を持たれる人材を確保したがるのが、この業界だという訳です。営業として頑張って生きたいと思っているのかが重要視されているので、他の分野のように採用の幅が狭まる事はありません。
営業は、会社の商品やサービスを売る仕事なので会社自体を好きじゃなければ勧める事もできません。そのため、会社は学歴や経験などよりも自社の商品・サービスについて熱意を持って接してもらえそうか、という事を見ています。
このように、営業が転職しやすいといわれる理由は企業からの視点や営業職の特徴から考えられます。
ココがポイント
もっとも大事な点は、この会社の営業職ってどういうものなのだろう?という興味を持つ事です。会社への興味が湧けば当然疑問も浮かぶので、実際に面接した時に質問して「御社に興味がある」というアピールにもなります。
営業職において「未経験」がチャンスに繋がるわけ
営業分野で「未経験」にチャンスがある理由は、先ほども少し触れた「熱意」の部分との関係性です。
もちろん、経験者である事に越した事はないでしょうが、基本的に営業職の中核となるのは「熱意」「やる気」「挑戦」といった、力強い前進への気概なのです。
よって、「未経験の人でもチャレンジする気持ちさえあればOK!」という場合が非常に多く、どのような状態の人でも営業は転職しやすい分野であると断言できます。
求人によっては、むしろ「未経験者歓迎!」と書かれている会社もあります。
実際、未経験者の場合は非常にフラットな視点で仕事に挑む事ができるので経験者よりも優遇されることさえあるくらいです。経験者の場合「前職ではこうだった」とか「今まで自分はこういう営業をしてきた」という自負があるので、どうしても固定概念にとらわれがちなところがあります。
しかし、未経験者の場合は1からのスタートになるので固定概念も何もありません。その状態で営業を始めると、非常に吸収力もあり、商品への知識を習得しようという気持ちが強くなります。
ココがポイント
人は、ある程度知っているものを理解していくよりも、全く知らないものの理解を深めていく方が効率よく知識を深められる傾向があるので、未経験者の方が働いてもらいやすいと思っている会社は意外に多いのです。
このように、未経験者を積極的に採用している会社も多いという現状から、「営業」は一歩を踏み出しやすい職種であると言えます。
営業に転職するなら「営業職の良さ」を知っておこう
営業に転職したい、と思っていらっしゃる方は、まず営業という分野の持つ仕事の本質ややりがいを理解するよう努めましょう。
そうでなければ、継続して働く事は難しくなるはずです。「思っていた仕事と違った」と思っても、せっかく転職したのにと無理をしてしまうでしょうし、すぐに辞めるのも自分のキャリアを損ねる危険性があります。
営業職の本質とは、「自社商品やサービスを顧客ニーズに合わせて提案し、売り上げに繋げる」というものです。
自分の紹介次第で売り上げの上がり下げがあるので、非常にやりがいがあります。顧客との距離感が一番近い存在なので、会社の評判を担っているという責任感も出てきますし、実際に売り上げがアップすれば収入にも繋がるので、自分の自信にも繋がるのです。
ただ、積極的になれなかったり、思うように売り上げがなければ落ち込みも相当あるため、向き不向きは当然あるという世界でもあります。自分の強みと営業職の本質が合っているかをしっかり見定めながら、もしそれが適合しているようであれば、「まずはやってみる!」という気持ちで飛び込んでみると良いでしょう。
営業は未経験でも安心して転職可能!
以上、営業が転職しやすい理由や未経験にチャンスがある背景などをご紹介しました。
「大変そう」というイメージがつきまとう職種ではありますが、その分やりがいもありますし給与への反映も大きい、とてもロマンのある世界です。
そして、営業職には他職種にはない、独特なメリットもあります。
コミュニケーション能力が上がるので、間接的に「人生」そのものが豊かになる潜在力があるのです。人生における悩みの多い人間関係構築能力が仕事をしながら、自然に身に付くコミュニケーション能力は、そのまま皆様の人生の糧となるでしょう。
営業経験者であれば、別業界の営業チャレンジをしやすい世界。未経験でも、自分の力を試すチャンスに溢れた世界。自分に合いそうだという方は、ぜひ転職のひとつの選択肢として考えると良いのではないでしょうか。