転職するにあたって、転職エージェントの利用に悩んでいる人は多いでしょう。
あまり頼りにならない転職エージェントもいますが、良い転職エージェントはあなたの転職活動をバックから支えてくれる、頼もしい助っ人になります。
しかし、転職エージェントが信用出来ないと、今後のキャリアにも誤算が生じてしまう可能性もなきにしもあらずです。
そこで今回は、信用できない転職エージェントの特徴や不信の原因、事前に避けるコツを網羅的にご紹介します。ぜひご参考になさってください。
この記事の信頼性
- 100名近くの転職を親身に支援してきたプロが監修
- アフィリエイトリンク・ステマは完全排除
- サイト運営元は渋谷にオフィスを構える転職支援専門の株式会社
目次
信用できない転職エージェントの特徴とは?
本来、転職エージェントは、求人の紹介のみならず面接・書類・スキルシートの対策や日程の管理までトータルでサポートしてくれる貴重な存在といえます。
場合によっては、弊社のように人生相談から入ることもあるため、転職をきっかけに、求職者の人生が大きく変わる場面に度々遭遇する機会に恵まれることもあります。
しかし、残念なことに転職業界には利用する価値のない「信用できない転職エージェント」も多く存在していますから注意しましょう。
注意するべき転職エージェントには、どんな特徴があるのでしょうか?
特徴① 業務的で、面談では求人情報の話ばかり
信用できない転職エージェントの特徴1つ目は、面談内容が業務的で話の中心が求人情報であるというものです。
転職エージェントの都合が強すぎる場合、そもそもあなたという人物を見てくれていないため、自分の将来像とは乖離した(エージェントにとって好都合な)求人を紹介されかねません。
人のことをより深く知ろうと思ったら、まずは心の扉を開き、風通しの良い関係性を築く必要があります。
ココがポイント
友人のように雑談をしたり、何でも話せるようなざっくばらんな関係性になることは、転職活動を成功へと導くにあたって、大事な要因とも成り得ます。
特徴② 返事が遅くて、スムーズに連絡がとれない
信用できない転職エージェントの特徴2つ目は、返信が遅くて連絡がスムーズにとれないというものです。
この業界に長く関わっていると、そんな話をよく聞きます。
転職活動は「思い立ったが吉日」なところもあり、気持ちの上でも求人面でも旬な時期が存在するものです。
あなたが「転職したい!」と思った矢先に、転職エージェントから返信が来ないという、粗雑とも取れる扱いを受けてしまったら、あなた自身のモチベーション低下のみならず、活動自体のパフォーマンスも下がってしまうことでしょう。
返事の早さやタイミングも、間接的な転職活動を成功させるための重要な要素なのです。
そもそも連絡が取りずらいエージェントは信用できませんから、利用することはあまりお勧めはしません。
返信がなく、埒が明かない状態なら、エージェントを変えることも視野に入れると良いです。
特徴③ エージェント側から積極的に提案をしてこない
信用できない転職エージェントの特徴3つ目は、エージェント側から積極的に提案をしてくれないというものです。
受け身のエージェントは一見好印象にも見えますが、完全に受け身なのも問題があります。
エージェントは単に求人を紹介するだけではありません。プロとして、転職を通じて求職者の人生と真っ向から向き合う「人生を指南する師」としての存在感を放つことも求められているのです。
特徴④ 紹介された求人とのマッチング精度が低い
信用できない転職エージェントの特徴4つ目は、企業とのマッチング精度が低いというものです。
多くのエージェントはその人の応募できる求人を片っ端から紹介するので、場合によっては「100社応募する」という、求職者からすると大変な状態になっていたりします。
と思うかもしれませんが、一概にそうとも言い切れません。
マッチング精度が低いと、内定率は最早ギャンブルと化して当たり外れが多くなりますし、求人の質にも振れ幅が生じます。労力がかかるので、そもそも非効率です。
内定したところで、応募がギャンブルである以上、「全然希望とは違うところへ内定してしまったんだけど…。」なんて事態にもなりかねません。
※もちろん、元々経験が浅くて希望に受からない人もいます。その場合は受かったところで頑張って実務をつけることが先決ですから、求人を選ぶことは難しくなります。
ココがポイント
後の祭りとならぬよう、自分のキャリアビジョンを明確化する手助けをしてくれるキャリアコンサルタントに頼りましょう。
理想とするべきなのは本人のキャリアビジョンを見据えて、そこから逆算して求人を厳選し紹介してくれる所です。
条件だけ、環境要因だけという表層フィルターを通して求人を選べば本質的にマッチングしているわけではないため、何度も同じ環境の悩みを繰り返してしまうこととなります。
特徴⑤ すぐに結果を求めてきて強引
信用できない転職エージェントの特徴5つ目は、すぐに結果を求めてくる上態度が強引というものです。
ココに注意
●自分の欲求が先行し、求職者の意見には耳を傾けない。
他にも受けたい企業があるのにも関わらず、1社内定が出た瞬間に承諾を迫ってくるのであれば、毅然とした態度でお断りください。
転職先で働くのは求職者本人ですから、決断を急ぐかどうかは最後は自分の意志で決める必要があります。エージェント都合に呑まれてしまえば、納得のいく転職が出来ないかもしれません。
もちろん「応募者が多くて諦める」「内定が出た企業の応募の締め切りがもうすぐ」など、特別な理由があれば別です。しかし、そうでなければ「まぁ、いっか」と妥協する必要はありません。
転職エージェントが信用できない構造上の理由とは?
それでは、なぜ、転職エージェントが上記のように「信用できない」と思われる行動に至ってしまうのでしょう。また、どうして利用者によって対応が分かれたり、評価に波が出てしまうのでしょうか。
以下に主な理由を挙げていきます。
理由① 転職エージェントは成果報酬型のビジネスである
転職エージェントが信用できない構造上の理由1つ目として、成果報酬型のビジネスモデルがあります。
ビジネスとして成り立っているその理由はズバリ、事業の利益は「求人を出している企業側から得ている」からです。
実際に報酬が確定するのは、「求人紹介した時」ではなく「企業と求職者が雇用契約を正式に交わした時」ですから、エージェントが急かしてくる理由がここで明らかになるわけですね。
・すぐに結果を求めてくるし、なんだか強引なエージェント
→このような転職エージェントが数多く存在しているのは、雇用契約が成立しないと仕事としての報酬が出ないためなのです。
契約が成立した分だけ報酬も加算されていくため、どうしても内定の出やすい求職者を優先する傾向が出てしまいます。
また、
・エージェント側から積極的に提案をしてこない
・返事が遅くて、スムーズに連絡がとれない
→こんな態度が見られるのは、
「求職者の転職に対する意欲や熱意が低い」「経歴的に求人を紹介するのが難しい」そうコンサルタントが感じてしまうと、自然と優先度やコミット度合いが低下し、連絡無精になるからなのです…。
理由② 1人に対して担当人数が多くキャパオーバーになっている
大手あるあるですが、「1人のキャリアコンサルタントに対し、数十人の求職者を担当している」ということは常態化しています。
物理的な問題で1人に対して配分される可処分時間が、必然的に短くなってしまいます。
・エージェント側から積極的に提案をしてこない
→こちらも、もしかしたらキャリアコンサルタントの多忙さから生じているのかもしれません…。
質が良く程よいコミットを求めるなら、「広く浅く」ではなく「狭く深く」の比較的時間に余裕のあるキャリアコンサルタントを選択したいところです。
理由③ 売上目標や達成ノルマがあるから
転職エージェントが信用できない言動をしてしまう構造上の理由2つ目に、エージェント側の売上目標やノルマがあります。
実際のところ、転職エージェントは売上目標や達成ノルマがある場合が多いです。ノルマが達成出来なければ、ペナルティなんて会社も現に存在します。
つまり、ノルマに追われて余裕を失っているエージェントは、どうしても自分のことで精一杯になってしまって、求職者に向き合うというスタンスがとれなくなってしまうのです。
数字を追うことに一生懸命になってしまうと、数字に繋がる提案しか出来なくなり、結果的に頑固で融通が利かないように求職者側から見えてしまいます。そのことが、「自分を商品として見ている!」「自分の本質を見てくれていない・・・」と感じてしまう不満の一因となってしまっているのでしょう。
以上より、
・形式に沿ったアドバイスばかりされる
・紹介された求人と自分の希望のマッチング精度が低い
・面談で求人の話しばかり
このような、信頼できないエージェントの対応の構造上の理由がなんとなく理解いただけたのではないでしょうか。
信用できない転職エージェントを引いてしまった場合は?
とはいえ、「誰が自分の担当者になるのか」「その人との相性は良いのか」なんて事前に分かる術もありません。
そこで、実際に「信頼できない」と感じるエージェントにあたってしまった場合の対処法を頭に入れておくことをおすすめします。
対処法① 他の転職エージェントに切り替える
巷には転職エージェントが溢れています。これだけあるのですから、あなたにフィットしたキャリアコンサルタントは探せば必ず見つかることでしょう。
ココがポイント
探すポイントとしては、それぞれの「強み」を理解すること。
まず、転職エージェントにはそれぞれ自社の「強み」を持っています。弊社SPACE JOBのように「営業」分野に強みを発揮していたり、コーチング資格保持の専門性があったり。はたまた女性・若手向けだったり、顧客満足度が高い等。
それら独自の強みが、「自分の求めている支援とフィットしているかどうか」は重要な判断ポイントになるのです。
逆説的に、転職エージェントには不得意な部分やウィークポイントもありますから、包括的に把握した上で、自分に合うのか総合的に判断してみることをお勧めします。
もしかしたら現在利用しているエージェントが「合わない」と感じたのは、担当者の問題ではなく転職エージェント自体の方向性があなたとフィットしていなかっただけかもしれません。
別のエージェントへ切り替えることで、再スタートを図りましょう。例えば、最初に複数登録してみて、そこからマッチした人のところを利用する!とかも良い方法だと思っています。
対処法② 担当者を変更する
信用できない転職エージェントに当たってしまった時の対処法2つ目は、担当のキャリアコンサルタントを変更してみるというものです。
転職エージェントを介した転職活動が上手くいくか否かは、担当のキャリアコンサルタントの手腕にかかっていると言っても過言ではありません。
キャリアコンサルタントが信用できないと感じた場合は、速やかに担当の変更を申し出ると良いです。変更を申し出る際は遠慮なく、ご自身の希望も添えて伝えてみましょう。
「自分が何を求めているのか」「なぜ変更が必要なのか」
そのように意思表示をすることで、適切な担当者へ変更してくれる確率が高まります。
弊社と信用できない転職エージェントとの決定的な違いは?
最後に、弊社SPACE JOBと信用できない転職エージェントの違いを見比べてみましょう。
ここでは細かい枝葉の要素は省き、幹の違い(根本的な違い)に焦点を向けていきます。
紹介する求人が違う
弊社SPACE JOBと信用できない転職エージェントの決定的な違い1つ目は、紹介する求人の質です。
信用できないエージェントは、求職者を一つの駒と認識していることもあり、一言で言えば、紹介する求人が厳選されていません。
その結果、対策も不十分のまま不完全燃焼に終わることも。その人にとってベストであろう企業へも、力が分散されてしまったことで上手い具合にパフォーマンスが発揮されず、受からないという事態に陥りかねないのです。
一方、弊社の場合はある程度本人の資質と合った求人を厳選し、そこへ力をフォーカスすることで最善の結果が得やすくなっています。弊社SPACE JOBでは独自のフィルターで求人を厳選、質の高い対策を心がけております。
マッチング深度が違う
弊社SPACE JOBと信用できない転職エージェントの決定的な違い2つ目は、マッチングの精度・深度です。
いざ、内定が出た企業でも「受かったからとりあえずいこう」というマインドでいく人と、「自分の心から求めていた企業と巡り会えた」と認識している人では、入社後のパフォーマンスに差が生まれるのは当然のことでしょう。
それは「自分の心」を深く理解しているかどうかの違い、だと言えそうです。
信頼できないエージェントの多くは、求人を紹介するばかりで「求職者と向き合う」作業を怠る傾向にあります。求職者の本質を見ていないから、確認事項は条件だけ、上辺だけの求人を紹介し、上辺だけのマッチングに留まります。
結果、求職者は自分の本心、本質に触れていないために、ずっと違和感を抱えながら生きていくことになります。
なんとなく働いて、なんとなくの日常を過ごす。嫌な要因があると再度転職を考え、少しでも良い環境で、より良い条件で自分の理想を探し求める…そんなことを繰り返してしまいます。
弊社では、そんな求職者の曖昧な意識に終止符を打つべく、心理学などの学術に基づいた「自己分析」を導入しています。そうして自分の内面と向き合う作業を通して自己実現へ向かっていくのです。
自己分析に基づき求人を紹介しますので、心から納得のいく転職活動が行えるのです。こちらは人生に一度は受けたいコンサル内容と自負しております。
まとめ
いかがでしたか?
転職エージェントが信頼できない対応をする一番の理由は、
・転職エージェントが成果報酬型のビジネスだから
といえそうです。
企業へエントリーする際、転職エージェントは求職者の推薦文を送るので信頼できるエージェントであれば、信頼性が担保されます。
面接や書類対策でも、技術のあるエージェントで対策をすれば必然的に受かりやすくなるので、ぜひ信頼できる転職エージェントを選んで転職活動を成功させましょう。