


海外営業で転職を目指す場合、上記のような気になる部分が多くあることでしょう。
この記事では、海外営業の転職を成功させる志望動機とアピールポイントについて重点的に解説します。以下、参考にしてみてください。
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目次
【確認】志望動機以前に海外営業の転職で必須となるスキル
海外営業の転職で有利な志望動機をお伝えする前に、確認として、海外営業で転職をする際に必須なスキルを確認しましょう。

海外営業で求められるスキルとして最初にあげられるのは、やはり一定以上の「語学力」となります。
当たり前の話ですが、相手の国のネイティブ言語において、ある程度の表現や理解ができなければ、営業という活動を円滑に行う事は出来ません。
通訳者が助手として常駐するケースもありますが、そうした環境に置かれる事はあまり多くはありません。
日本語が通じない相手に対して、自社商品やサービスをアプローチしていくわけですから、単純にものが良ければ売れる国内の営業とは別物だといえます。
会話だけではなくて、メールのやり取りも当然外国語で送受信するので、読解力や語彙力も持たなければなりません。自分の進む業界でよく使われる製品名や製法、手続きや法律などの個別的な用語についても、こちらはしっかりと学んでおく必要があります。
また、特定の現地へ向かう事を予め想定しているのであれば、その地にある方言のような特殊な言語性や文化的背景にも着目しておく必要があります。現地に溶け込むには、その現地で使われている文化や言語の緻密なコンテキストを理解しておくと、後々になって功を奏します。
また、語学力以外にも取得しておいた方が良い資格などがあります。

海外営業の転職で有利な志望動機とアピールポイント
海外営業の転職は、非常に狭き門です。営業経験があったとしても、有利に採用されるかといえばそういうわけでもありません。
では、転職の時にどのようなアピールをすれば良いのでしょうか。ここでは、志望動機とアピールポイントに分けて解説していきます。
採用に有利な志望動機
転職では志望動機よりも職務経験やスキルがより重視されるため、志望動機はそこまで重要視されません。
にも関わらず、どうして企業は海外営業の志望動機を聞くのでしょう?

色々な質問を繰り広げてきますが、結局のところ見極めたい部分は
「あなたはどんな人か」
「何が出来るのか」
「会社で活躍できるか」
「一緒に働きたいと思える人材か」
この4点に集約されます。
よって志望動機にしろ面接にしろ「私なら貴社の期待に応えられますよ」と暗にほのめかす回答を行うことが望ましいといえます。
上記の4点を志望動機に肯定的な表現で盛り込んでいきましょう。
人事の印象に残るアピールポイント
もちろん、一般的な転職活動と同様に、企業に対して「採用することで得られるメリット」をアピールすることは非常に大切です。
国内での営業経験があるのなら、どのような実績を挙げていて具体的に数字はどうだったのかということを明確にアピールすることで、企業側もイメージがしやすくなります。
熱意重視、と求人では伝えている企業も多いですが、現実的にどのような実績がある人なのかはもっとも注目しているポイントなので、必ずアピールしてください。

面接などで「5年後10年後、あなたはどうなっていたいですか」という質問は王道ではありますが、その際に海外営業としてどうなりたいのかをきちんと伝えられるようになりましょう。
漠然と海外営業に憧れているから転職したい、という気持ちだけはなかなか転職活動はうまくいきません。自分のキャリアアップ、ステップアップのために海外営業はどのような役割を果たすのかをはっきりとさせておきましょう。
海外営業の転職で成功しやすい志望動機テンプレ3選
転職で成功しやすい志望動機の書き方は共通点をアピールすることです。
企業と自分の共通点を3つ探し、「あなたと私、合いますよね」そうアピールしていきます。
1:私の能力は海外営業職に活かせます
→(自分:過去の留学経験)♡(企業:留学経験があると望ましい)
2:私の経歴は海外営業職とマッチしています
→(自分:営業経験×英語の通訳業務)♡(企業:営業経験があると望ましい)
3:私のビジョンと御社の理念・ビジョンは一致しています
→(自分:グローバルで活躍する)♡(企業:グローバルに羽ばたく人材求む)

「どうしても御社にいきたい」「自分は相応しい」と思っていても、そのエビデンスを言語化できなければ独りよがりのように感じられてしまいます。希望する企業へは先方の納得するようなアピールを心がけていきましょう。
それでは、志望動機の具体的な例を見ていきたいと思います。
テンプレ例文①未経験者が海外営業を志望する場合
私が海外営業を志望する理由は3つあります。
学生の頃に留学経験が3年ある帰国子女であり、TOEIC800点、英語での会話のみならず気になるところは何度も繰り返し聞き、粘り強さに自信があります。
海外営業は未経験ですが、国内営業で外国企業の顧客を多く抱え、海外子会社の担当を任されておりました。たとえば顧客の工場建設において、海外現地調達を一気通貫でサポートした経験があり、海外営業においてもその経験が活かせるのではないかと考えます。
外国は成長市場ではあるものの、日本企業の海外進出には困難や課題が山積みです。そんな、よりチャレンジングな環境に身を置いて自分を研鑽したいと考えています。
…
以上の理由により、私は海外営業を志望しております。
ココがポイント
ポイントは共通点を3つ組み合わせること。ここでは「能力×経験×気質=海外営業向き」とアピールしています。

テンプレ例文②経験者が海外営業を志望する場合
私が海外営業を志望する理由は3つあります。
英検1級、東南アジアの海外営業歴4年、カナダ駐在歴2年があり、ビジネス英語でのやりとりだけでなく、その一歩先を行く顧客や取引先との信頼関係構築に強みがあります。
海外営業としてインドネシア、タイ、フィリピンでの営業経験があり、そこでの実務経験を御社でも活かせると思い志望しました。
日本企業の海外展開は、現地の企業や代理店等とのパートナーシップの問題、物流網の整備、新規開拓など、問題が山積みです。これらの課題解決に尽力し、海外市場でのビジネス拡大に貢献したいと考え志望しました。
…
以上の理由により私は海外営業を志望しています。
ココがポイント
ご自身の経験を具体的に、未経験者の場合よりも深く伝えられているのが好印象です。深い話しは経験者しか出来ないので、そこは差別化ポイントになります。
テンプレ例文③新卒者が海外営業を志望する場合
海外営業を志望する理由は以下3つの仕事選びの軸に合致するためです。
TOEIC760点、オーストラリアへの留学経験2年で培った英語力を活かせる仕事に就きたいからです。
これまで、より困難な環境に身を置くことで自己成長してきたという実感があります。例えば、オーストラリアでの異文化圏での生活や体育会系の部活での活動などです。日本よりもタフな海外営業にて、さらに成長していきたいと考えました。
オーストラリアでこれまでにない経験をすることによって、視野が広がり、社会人となっても国際的な舞台で活躍できる人材になりたいと考えるようになりました。
…
以上の理由により、私は海外営業を志望しています。
ココがポイント
新卒者は夢を語ることで企業側は可能性を感じてくれます。
以上、海外営業職の志望動機についてのご紹介でした。
志望動機について体系的に見てみたい方はこちらのサイトがテンプレを網羅していてお勧めです。
まとめ
海外営業は、求められるスキルも転職活動時のアピールポイントも国内営業とは異なってくるため、自分なりに「今のキャリア」「自分の強み」「今後の仕事の展望」についてよくイメージしまとめておくことが大事だと言えます。
もともと海外営業は求人数がかなり多いというわけではありませんし、人気がある業種でもあるので、そこに入る為には特殊な情熱と才能が必要となります。
「自分の強み」分析に関しては弊社がとても得意とする分野になりますので、転職願望がある方はぜひ一度、体感してみてください。