営業職について調べていたら「SES営業」が出てきたんですよ。あまり知られていないのは何故でしょう?営業職の一種として興味があります。
SES営業は知られていないかもしれませんが、需要がないというわけではないですよ。むしろエンジニアが不足しているので今後の需要は高まっていくでしょう。興味をお持ちのようですので、このあたりの事情を見ていきましょう。
数多くある営業職の中でも、「ses営業」という職種はあまり周知されていません。
知られていないのなら需要や将来性はないのか?と思うかもしれないですが、実際は違います。
ses営業の仕事内容やどんな魅力があるのかを理解しておくと、転職先を探す時に役立ちます。
今回は、ses営業について解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
転職の前に!知っておきたいses営業の仕事内容
SES営業について
・SES(システムエンジニアリングサービスの略)とは、企業に対して技師(システムエンジニア)を紹介する存在。
・仕事内容は、最初に人材が必要ではないか企業に対してテレアポを行うことが基本で、人材を集めてお互いが了承するまで調整をはかるのがSES営業の仕事。契約後もしっかりとフォローし、技術者と企業双方の架け橋となる。
まず、sesの意味についてお伝えします。
sesは「システムエンジニアリングサービス」の略です。
言葉として聞いたことはあっても、なかなかイメージが沸きにくいかもしれません。平たく言いますと、企業に対して技師(システムエンジニア)を紹介する存在です。
派遣業に似ていますが、派遣業とは異なる部分があります。業務を行う際の指示監督権は紹介先ではなく、紹介したses会社側が請け負っています。
仕事内容としては、最初に人材が必要ではないか企業に対してテレアポを行うのが基本になります。
飛び込み営業は辛いと思う人も多いですが、ses営業の場合は紹介する人材が特殊なので比較的アポが取りやすいと言えます。
無作為に人材を紹介するわけではなくて、人手不足だといわれているシステムエンジニアを紹介しますので、自社で募集し選定するよりも気楽な部分があります。
アポがとれたら企業と打ち合わせし、「どれくらいの能力がある人がいいのか」「予算」「人数」などを調整していきます。
システムエンジニアの能力は、ses会社によっても偏りがありますし、企業の希望も幅があります。
内容がまとまったら、人材を集めてお互いが了承するまで調整をはかるのがses営業の仕事です。
ただ、システムエンジニアに対して指示出しするのはあくまでses会社になるので、契約後もしっかりとフォローをする必要があります。
技術者と企業双方の架け橋になるよう、ses営業は動かなくてはいけません。
魅力がない?ses営業への転職について
SES営業の魅力
・年々、システムエンジニアの需要は非常に高まっているので、将来性が期待出来る職種の一つ
・定型的な仕事のため、慣れていけば数もこなせ、トラブルがなければ比較的緩やかに仕事をすることができる
・自分のペースで働くことが可能
近年、ses営業の需要は今後どんどん減っていくのでは?と考えられています。
これには「AI」などの自動化された高度装置の普及が関係しています。これらによってシステムエンジニアの仕事が失われていくと見込まれているのです。
確かに、AIによってできることは飛躍的に増えており、近年では問い合わせ対応も、AIが担う部分も多く、その需要性は高まっています。
だからといって、システムエンジニアがいなくても大丈夫という話にはならず、AIでできることにも限界があるのもまた事実なのです。
組み込まれたことにしか対応ができない、AIだけでは不足する部分をシステムエンジニアがカバーし、最終的にはより良いシステムサービスを作り上げることに貢献ができるのです。
年々IT化は進んでおり、商品サービスも増えていく中で、システムエンジニアの需要は非常に高まっています。
もともと人手不足であるシステムエンジニアを企業が自力で探すより、すでに多くのシステムエンジニアを抱えているses会社に依頼する方が手取り早いと思う企業も多い状況です。
なので、ses営業は将来性がないというわけではありません。むしろ逆に、将来性が期待できる職種のひとつです。
今後もシステムエンジニアの需要は確実にあり続けると言えるでしょう。
ses営業の場合は基本的に、一般的な営業とは違って定型的な仕事となるので、慣れていけば数もこなせますし、企業とシステムエンジニアの間でトラブルなどがなければ比較的緩やかに仕事をすることができます。
日々の仕事に迫られてパニック状態に陥ることもありませんし、システムエンジニアや企業により沿った仕事ができれば自分のペースで働くことが可能となります。そうした点は非常に魅力的だと言えます。
ses営業転職を成功させるポイント
SES営業のメリットとデメリット
「メリット」
・SES営業は未経験の人でも転職しやすい職種
・スムーズにシステムエンジニアが仕事をしていてくれたら、比較的安定した穏やかな労働環境を享受出来る
・ITコンサルタントなどのキャリアアップも望める
「デメリット」
・営業スキルを高めることが難しい
・プレッシャーなく仕事ができる反面、「差し迫った環境に身を投じることで得られる成長」には期待ができない。
・果敢に挑戦と成長を望む人には物足りない可能性も
日々のノルマで苦しむような営業スタイルではないので、ses営業は未経験の人でも転職しやすい職種だと言えます。
ただ、メリットもあればデメリットもあるので、事前にその両面をよく理解をしておくことがses営業転職を成功させるポイントとなります。
メリットは先述の通り、スムーズにシステムエンジニアが仕事をしていてくれたら、比較的安定した穏やかな労働環境を享受できるという点です。
最初のテレアポの時も通常の新規開拓営業よりアポが取りやすいので、ストレスを強く感じることなく仕事をすることができます。
ほとんどの営業が、新規開拓営業などをするのでその場合、非常にストレスが溜まりますし、苦しい思いをするものです。
ses営業は、営業の経験を積むには良い仕事ですし、ITコンサルタントなどのキャリアアップも望めます。
一方で、デメリットは営業職としては易しい仕事なので営業スキルを高めることが難しいという部分です。
ノルマに厳しくない、ある程度の仕事が終了すれば忙しくないという環境は、それだけプレッシャーなく仕事ができる反面、「差し迫った環境に身を投じることで得られる成長」には期待ができません。
自分を追い込みながら果敢に挑戦と成長を望むと言う方は、ses営業は向いていないのかもしれません。
ses営業はメリットデメリットふまえていれば良い転職先
今回のまとめ
「転職の前に!知っておきたいses営業の仕事内容」
・SES(システムエンジニアリングサービスの略)とは、企業に対して技師(システムエンジニア)を紹介する存在。
・仕事内容は、最初に人材が必要ではないか企業に対してテレアポを行うことが基本で、人材を集めてお互いが了承するまで調整をはかるのがSES営業の仕事。契約後もしっかりとフォローし、技術者と企業双方の架け橋となる。
「魅力がない?ses営業への転職について」
・年々、システムエンジニアの需要は非常に高まっているので、将来性が期待出来る職種の一つ
・定型的な仕事のため、慣れていけば数もこなせ、トラブルがなければ比較的緩やかに仕事をすることができる
・自分のペースで働くことが可能
「ses営業転職を成功させるポイント」
(メリット)
・SES営業は未経験の人でも転職しやすい職種
・スムーズにシステムエンジニアが仕事をしていてくれたら、比較的安定した穏やかな労働環境を享受出来る
・ITコンサルタントなどのキャリアアップも望める
(デメリット)
・営業スキルを高めることが難しい
・プレッシャーなく仕事ができる反面、「差し迫った環境に身を投じることで得られる成長」には期待ができない。
・果敢に挑戦と成長を望む人には物足りない可能性も
(最後に)自分が思う働き方ができるのか、ses営業でどのように人生を組み立てていきたいのか、それらの展望と向き合ってみよう
将来性が無いと言われているses営業ですが、実際は今後も十分に需要のある仕事です。
仕事内容をよく理解して、メリット・デメリットそれぞれを検討しながら、自分が思う働き方ができるのか、ses営業でどのように人生を組み立てていきたいのか、それらの展望と向き合ってみましょう。
数多くある営業職の中でも、人に寄り添った仕事ができる職種でもあり、キャリアアップも明確な世界です。自分の将来を鑑みながら、ses営業の理解に努めてみて下さい。