
営業で転職したがっている友人が最近注目のSaaS(サース)企業へ行くって言うんです。
SaaSって小耳には挟んだ事はあるのですが、詳しくはよく分かりません。SaaSって何なんですか?
ここ数年で一気に成長した業界です。これまでは黎明期と言える段階でしたが、今後は『長期的に使い続けてくれる愛用者の最大化』を目指す中間期に突入する企業が増えていく事でしょう。 それではSaaSとは何か、SaaS営業の転職におけるポイントなど、こちら詳しく追っていきましょう。
近年、SaaS営業への転職が注目されています。
しかし、まだまだ「SaaS営業って何?」と思っている人も多いはずです。実際、仕事内容もまだよく周知されていません。
そこで今回は、現在注目されているSaaS営業についてご紹介していきましょう。
目次
そもそもSaaS営業って何?転職市場で人気を集める理由
SaaSについて ・SaaS(Software as a Service)とは? →月額課金制の自社サービスやプロダクトの事 ・一般的な営業とSaaS営業の大きな違いは? →種類関係なく売り上げを継続させる事が大事という点
IT系の仕事をしている、あるいはIT業界に興味がある人は、SaaS営業という言葉を耳にした事があるかもしれません。
SaaS(Software as a Service)は、具体的には月額課金制の自社サービスやプロダクトの事を示しています。
こうした新サービスを営業販売する分野が「SaaS営業」です。
IT業界ではすでに有名なビジネスで、かなり多くのサービスが普及しています。
現在よく使用されているビデオ会議ツール、タスク管理ツール等は、SaaSの代表格です。
近年のスマートフォン・インターネット普及、そしてコロナ禍によるインターネット需要も相まって、SaaSは現在着実な利用者増が進んでいます。
こうしてSaaS営業の需要性が高まり、転職先として選ぶ人も増えているという状況です。
サービスが普及していくにつれて、対応する企業も多くなって来ています。
・一般的な営業との違い
SaaS営業と一般的な営業は大きな違いはどこにあるのでしょうか。
一般的な営業は、商品を売った時、契約を取った時に売り上げが生じます。
また、一から営業活動を行って行くという特徴があります。
営業を行う職種によって違いますが、一度商品を売ってしまえば終了という事もあれば、アフターケアをするという意味合いで継続して顧客と関係を築いていく事もあります。
一方で、SaaS営業は全てのサブスクリプションサービスにおいて、一度販売してしまえば良いというわけではありません。
月額課金制なので、毎月の売り上げが重なっていく事によって収益となるビジネスがSaaSです。
月額料金を支払ってもらえないと売り上げにはならない為、解約されないように顧客との信頼関係を継続させ、アフターケアを行っていき、サービスを使い続けてもらう事が必要になります。
よって、一般的な営業とSaaS営業の大きな違いは、種類関係なく売り上げを継続させる事が大事という点です。
SaaS営業の場合は、「長期的な目線」で仕事ができるかどうかを意識する必要があります。
SaaS営業に転職する時の企業選び
SaaS営業の会社を選ぶときのポイント ・営業指針の明確さ ・自分が興味を持てる分野か
SaaS営業に転職するときに大事な事は、「企業選び」です。
多くの企業がSaaSを展開している事も多く、仕事として注目されているので求人も増えています。
そのように求人数が増えても、中には時代の波に乗り切れずに失速してしまう企業もあるかもしれません。
新しいビジネススタイルを確立し始めた分野なので、未知数の部分が多いと言える業界です。
そこでSaaS転職を成功させる為には、しっかりと企業先を見極める必要があると言えます。
以下、SaaS営業の会社を選ぶときのポイントをお伝えしましょう。
・営業指針の明確さ
SaaS営業の場合、一般的な営業とは違い、企業全体がしっかりとした組織力を持っていないと個人の能力も活かしにくい仕事です。
SaaS営業は、営業チームを組み多くの人と関わる事も多いので、個人の営業能力が高くても結局組織力が低ければ、営業の方向性が不明瞭で成果が出しにくい環境となってしまいます。
営業指針は必ず求人に掲載されているものなので、まずはその点が明確に提示されているかを確認してみましょう。
もしも不明な点があるのであれば、面接の際に詳しく聞く必要があるでしょう。
・自分が興味を持てる分野か
SaaS営業の場合は、何か1つのアイテムを販売するわけではありません。
個別に多様な提案を行うというよりも、ある程度枠組みが定められた中で働く必要があります。
だからこそ、「こんなサービスがあったらいいな」「こういう問題を解決して欲しいな」と自分が関心を寄せていた分野に関わる企業を選ぶと良い、という事が言えます。
自分が興味の持てない分野のサービスをアピールする事は極めて困難です。
サービスを提案するにも顧客の困っている事に対して共感力がなければ、営業成果も伸びにくくなります。
このように、もともと自分にとって興味のある分野への応募が重要な意味を持ちます。
SaaS営業の魅力について
SaaS営業の魅力 ・売るだけではない楽しさ ・柔軟性のある働き方
まだあまり知らないという人も多いSaaS営業。
そこには数多くの魅力があるので、転職活動をする前に以下の点を抑えておきましょう。
・売るだけではない楽しさ
一般的な営業とは違い、「単純に販売すればOK」という世界ではないのがSaaS営業です。
月額利用料を払ってくれなくては売り上げにはならないので、売るだけではなくて継続して利用してもらう為に顧客サービスを徹底する事が必要になります。
十分に顧客に満足してもらい、続けて使用してもらう事が大事な為、毎月のノルマに追われるという営業職の基本は存在しません。
一般的な営業職の場合は、日々のノルマや売り上げに対して厳しい状況が続く可能性もあるので、その点に悩みを抱える事が多々あります。
SaaS営業は、顧客の声をエンジニアやプログラマーに伝え、より良い商品を作り上げる事を目的としているので、そのようなノルマ体制はありません。
そうした建設的なスタイルに、「売るだけではない楽しさ」があります。
このような点はSaaS営業の大きな魅力だと言えるでしょう。
・柔軟性のある働き方
SaaS営業の場合は、チームで仕事をしている事がほとんどです。
売り上げに繋がるプロセスに対して、それぞれ担当者を分けながら仕事を進めています。
全てのプロセスを1人で請け負うと注意が散漫となり、専門的なスキルも伸びにくい難点があるかもしれません。
その点、SaaS営業では担当者制により、それぞれ自分の業務にしっかりと集中する事ができるので、非常に効率的に仕事に打ち込めます。
SaaS営業の場合は、そういった点で精神面の負担が少なく、伸び代を集中して高める事が出来る可能性が高い状況です。
この点が、ひとつの魅力として捉える事が出来るでしょう。
まとめ
今回のまとめ 「SaaSについて」 ・SaaS(Software as a Service)とは? 月額課金制の自社サービスやプロダクトの事 ・一般的な営業とSaaS営業の大きな違いは? 種類関係なく売り上げを継続させる事が大事という点 「SaaS営業に転職する時の企業選び」SaaS営業の会社を選ぶときのポイントー ・営業指針の明確さ ・自分が興味を持てる分野か 「SaaS営業の魅力について」 ・売るだけではない楽しさ ・柔軟性のある働き方 (最後に) 「新しい世界に飛び込んでみたい」「時代の最先端に身を置いてみたい」と思われる方は、果敢にチャレンジをしてみよう
以上、今注目のSaaS営業は転職先として魅力が多い!というお話でした。
SaaS営業は、現在世界中で急速に成長しているビジネスモデルで、非常に注目されている分野です。
企業もどんどん増えてきているので、求人も増えています。
まだ黎明期に近い事もあって、未経験者でも飛び込むチャンスが多いという捉え方も出来るでしょう。
「新しい世界に飛び込んでみたい」「時代の最先端に身を置いてみたい」と思われる方は、果敢にチャレンジをしてみましょう。
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