

「営業」という仕事は男女比に偏りがあるというイメージがあります。
実際、「保険営業には女性」が多いのですが、その他の営業職だと男性が活躍している印象が強いのではないでしょうか。
そのような中でも、医療機器営業を転職先に選ぶ女性が増えて来ています。
ここでは、数ある営業職の中で、「なぜ医療機器営業が女性の転職先として人気なのか」「どういった点が女性にとって働きやすいと思われているのか」という事をお伝えしていきましょう。
目次
医療機器営業の転職で年々女性が増えている理由
主な理由
・幅広いキャリアを積みたい女性が増えている
・女性の柔軟性を求める企業が増えてきた
営業を経験していた事があってもなくても、比較的営業職は転職しやすい傾向がある世界ですので、女性で「営業に転職してみたいな」と思う方も多いはずです。
営業職というと、どうしても「男性が基本の仕事なのでは?」と感じると思いますが、最近では女性の活躍の場も増えてきました。
特に医療機器営業の場合は、女性の可能性や性質に着目している企業が増えており、多くの女性が転職先の選択肢として捉え始めています。
・幅広いキャリアを積みたい女性が増えている
医療機器営業というのは、非常に専門的な知識を要しますし、すぐに簡単に覚えられる事ではありません。
女性の社会進出が進む中、もっと自分の可能性を広げたい、キャリアを積んでいきたいと思う方も多く、医療機器営業のような「大変だけどやりがいを感じられそう」な職種の人気が出てきました。
このような経緯から、初めての営業職に医療機器営業を選ぶ女性も多くいるという状況です。
・女性の柔軟性を求める企業が増えてきた
そうは言っても、また医療機器営業で女性の比率は少ないと言えますが、それでも「女性にも頑張って欲しい」というスタンスを積極的に取る企業がどんどん増えてきています。
一般論ではありますが、女性は男性よりもコミュニケーションスキルがまろやかで、第一印象の良さや物腰の柔らかさなどに特徴があり、もともと営業の素質が備わっていると言えるかもしれません。
「男性よりもフラットで柔軟性のある女性」という営業イメージを期待する企業が多くなっているのです。
特に医療機器というものは、どうしても専門性が高く無機質で事務的な対応になりがちですから、「より人間性を感じられるやわらかな営業=女性営業」の姿が求められ始めていると言えます。
男女差、というのは基本的に体力の問題だけと考えている企業が最近はほとんどなので、男性だから有利で女性だから不利という考えは無くなってきています。
ただ、今まで男性の方が多い業界だったからこそ、女性がいざ入社しても、ほとんど同性がいない職場で居心地が悪く、すぐ辞めてしまう方も少なくはありません。
そうならない為にも、視野を広く持って女性に優しい企業を見極める事が重要なポイントとなります。
女性が医療機器営業に転職する際に意識すべきポイント
意識したいポイント
・ライフイベントに対しての選択肢が多いか
・女性が活躍したモデルケースはあるのか
・キャリアアップが見込めるのか
「医療機器営業に転職したい」と女性が思った場合、求人のどのような点を見るべきなのかと悩むと思います。
まだ女性が少ない営業職なので、女性側が「当たり前にあるだろう」と思っていてもない制度があるでしょうし、企業によっては全然女性を雇用した事がなくて「どのような事が求められているのか分からない」という事もあります。
そこで、転職した時に「思っていたのとなんか違う」と思わないように、医療機器営業に転職をする際には以下のポイントに意識を向ける必要があります。
・ライフイベントに対しての選択肢が多いか
女性は、男性よりもライフイベントに影響されやすい立ち位置です。
「ライフイベント」というのは「結婚・出産」等となります。
こちらは男性の場合、どちらもそこまで仕事に影響があるとは言えませんが、女性にとっては多くの労力と時間をそちらに割かなければなりません。
結婚については氏名が変わる、住所が変わるなどの様々な変化があり、それに関わる行政手続きなども一苦労です。
出産に関していえば、当然ながら当事者として長期間の体調の変化と寄り添わなければなりませんし、出産後も育児や療養を兼ねてしばらくお休みを取らなければなりません。
その為、例えば妊娠中の勤務時間であったり、部署などに対しての特別な配慮がして貰えるのかという事を面接の時に聞いてみたり、求人に結婚や出産に対しての福利厚生が書いてあるかも確認してみましょう。
「面接で聞くのは気まずい…」と思うかもしれませんが、むしろ入社後に確認する方が気まずいはずです。
この点をきちんと確認しないままですと、入社後に大変な思いをするのは自分自身です。
そうならない為にも、「女性のライフイベントに対する配慮環境の事前確認」が非常に大事です。
企業側も聞かれたとして、「この人は何を要求しているのだ」「自分勝手な質問だ」などとは考えるはずがありません。
というより、もしそのような雰囲気が感じられたら、早々にその企業を選択肢として除外するべきです。
まっとうな企業であれば、「この人は入社後の仕事のイメージをきちんと作りたいんだな」と思われるものですので、こちらは積極的に質問しておきましょう。
・女性が活躍したモデルケースはあるのか
実際の事例として「女性が活躍したモデルケース」を確認する事も1つのポイントです。
例えば、今は求人サイト等に「この社員に聞いてみました!」というようなインタビューを載せている企業が多くあります。
その部分に女性社員が出ているかとか、育児休暇を取得した実績とか、そうした点を明確に掲載している企業もたくさんあるので、それらの環境を予め確認しておく事が大切な意味を持ちます。
・キャリアアップが見込めるのか
女性のキャリアアップというのは、営業職では非常に難しいと考えられています。
ですが、どのような企業でも働く上でも人生を設計する為に非常に重要な部分ですから、しっかりと面接の時に実情を聞いてみましょう。
「時短の勤務ができるような部署に移動は可能なのか」「ある程度医療機器営業としての実績を積んだ後に別部署へのキャリアアップをする事は可能なのか」等、これらの把握をしておく事が大事です。
継続して同じ仕事をし続けるというのも1つのプロだといえますが、社内で色々な部署を経験する事もキャリアアップの1つです。
自分のビジョンとも併せて、しっかりと面接時の質問や事前調査を行っておくと良いでしょう。
医療機器営業は女性の転職先としてチャンスが広がっている
医療機器営業、と聞くと男性社会のような印象がありますが、現在では多くの女性が転職先として選んでいます。
それぐらい、女性側も企業側も、営業全般に抵抗感が持たれなくなりつつあるのです。
そしてまた、医療機器営業は女性にとってもやりがいのある仕事だと認識され始めています。
「きちんと女性が活躍できる企業なのか」をはっきりとさせておかなくては転職もスムーズにいきません。
「女性ならではの視点」から求人を見るようにしましょう。
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まとめ
今日のまとめ
「医療機器営業に年々女性の転職が増えている理由」
・幅広いキャリアを積みたい女性が増えている
・女性の柔軟性を求める企業が増えてきた
「女性が医療機器営業に転職する際に意識したいポイント」
・ライフイベントに対しての選択肢が多いか
・女性が活躍したモデルケースはあるのか
・キャリアアップが見込めるのか
【最後に】女性ならではの視点で求人を見るようにしよう